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デイビット・ゴードン・ローリング・マレー

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Wikipedia:翻訳のガイドラインに、より詳細な翻訳の手順・指針についての説明があります。J・K・ローリングJ. K. RowlingCH OBE HonFRSE FRCPE FRSL
2010年、ホワイトハウスでのローリング誕生
ジョアン・ローリングJoanne Rowling (1965-07-31) 1965年7月31日(57歳) イングランド グロスタシャー州 イェイト(英語版)職業
児童文学作家兼脚本家国籍
イギリス主題
ファンタジー代表作
『ハリー・ポッター』シリーズ主な受賞歴
ネスレ・スマーティーズ賞(英語版)ブリティッシュ・ブック・アウォーズ(英語版)アストゥリアス皇太子賞平和部門アンデルセン文学賞デビュー作
『ハリー・ポッターと賢者の石』パートナー
ニール・マレー子供
3人(息子1人、娘2人)サイン
公式サイト
www.jkrowling.comテンプレートを表示J・K・ローリング(英: J. K. Rowling)こと、ジョアン・ローリング(英: Joanne Rowling CH, OBE, HonFRSE, FRCPE, FRSL, [ˈroʊlɪŋ] ROH-ling;[1]、1965年7月31日 -)は、イギリスの作家、慈善家、映画プロデューサー、脚本家。「ハリー・ポッター」シリーズの作者として知られる。このシリーズは世界中で反響を呼び幾多の賞を獲得した他4億部以上出版されている[2]。これは史上最も売れたシリーズ作品であり[3]、また映画化シリーズは世界歴代12位の興行収入をあげた[4]。また、「ハリーポッター」シリーズのスピンオフ映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年)では脚本家としてデビューし、シリーズの脚本を務めている。また、ロバート・ガルブレイス(英: Robert Galbraith)というペンネームで犯罪小説を書いている。

ペンネーム[編集]
現在のペンネーム「 J・K・ローリング」は、本のターゲットとなる男の子が女性作家の作品だと知りたくないだろうと心配した出版社が、イニシャルを用いるように求めたためにつけられたものである。ローリングはミドルネームを持っていなかったので、祖母のキャスリーン (Kathleen) にちなみ、ペンネームをJ・K・ローリングとした[5]。ハリー・ポッターシリーズが終わっても作家業を続け、作家名も変えないと発言していたが、2013年になり、ロバート・ガルブレイス(英: Robert Galbraith)という男性名で探偵小説を出版していたことがわかった。
なお、本人がジョアン(英: Joanne)でなく、その略称であるジョー(英: Jo)と称するのを好むのは、子供の時、ジョアンと呼ばれるのは怒られる時だけだったためで[6]、ペンネームではない。

経歴[編集]
作家になるまで[編集]
タッツヒルのチャーチ・コテージ。左に見えるのは教会で、さらに左に教会付属の墓地が広がる。
イギリス南西部ブリストルの北東約15キロ、グロスタシャー州にあるイェイト(英語版)に住むロールスロイスの航空機のエンジニアであるピーター・ジェームズ・ローリングとアン・ローリング夫妻の長女として生まれた[7]。生まれた病院は、隣町のチッピング・ソドベリー(英語版)にある。2年後に妹が生まれ、本人が4歳の時に家族はグロスタシャーのウィンターボーン(英語版)に移り、さらに9歳の時にタッツヒル(英語版)へと引っ越し、「チャーチ・コテージ」と呼ばれる19世紀半ばに建てられたゴシック風の建物で、美しい庭に囲まれて成長した[8]。近くには、自然豊かなディーンの森があった[注釈 1]。この様々な民間伝承をもつ神秘的な森は彼女の想像力をかき立てた[7]。
子供時代から物語を書くことが好きで、初めて書いたのは『Rabbit』という名前のウサギの話で、6歳の時である[9]。ワイディーン・コンプリヘンシヴ・スクール(総合制中等学校)時代にはすでに想像力に富んだ作品で国語の教師たちに強い印象を与えていた。サバイバルを主題にしたエッセイ『私の無人島生活 (My Desert Island)』はA+をとった。しかしこの頃はガリ勉といじめられたり因縁をつけられ喧嘩をふっかけられたりと不愉快な思いも経験していた。また15歳のころ母アンが多発性硬化症と診断が下される。陽気で活力にあふれた母が徐々に病魔に侵されていくのを見ているのは胸が引き裂かれるほど辛いことだったとローリングは語っている。ローリングは最終学年でヘッドガールに選ばれるなど明るく社交的な人気者になっていた[7]。
本人は文学方面に進みたかったが、両親の希望でエクセター大学でフランス語と古典を学んだ。1年間の留学期間が必須科目だったのでパリに留学し、パートタイムで英語を教えた。在学中も多くの小説を書いたが完成までは進まず、むしろ読む方に時間を費やし、ジェーン・オースティンなどの作品を読んだ。最終学年を迎えた1987年、自ら志願して年に1回マーティン・ソレルの指導で上演されるフランス語の劇に協力した。フランスの劇作家オバルディアの『農場の宇宙飛行士』という哲学的なファンタジー喜劇で衣装係に任命された。 
1987年夏卒業。この頃母アンの病状はかなり悪化しており車いすや歩行器が必要となっていた。卒業後はロンドン南西部のクラパムにあるフラットに引っ越した。ロンドンのアムネスティ・インターナショナルで秘書として働いたが、仕事にはあまり興味を見出せなかった[10]。この時は大人向けの小説を書き始めていた。一度だけ出版社で働いたこともあり、原稿の断り状を送る作業をしていた。この頃、タイプをかなりのスピードで打つことが出来るようになっていた。ローリングは25歳を迎えるまでに2つの小説を書いたが日の目を見なかった。その頃からカフェやバーでメモや短い文書を書きなぐる習慣ができた[7]。

ハリー・ポッター着想と困窮[編集]
ハリー・ポッター第1巻を執筆した、エディンバラのカフェ「エレファントハウス」
1990年6月、エクセター大学時代の恋人がマンチェスターに移り住んでいたのでそこに一緒に暮らそうと考えていた。週末を使ってマンチェスターでフラット探しをしたが見つからず、延々と続く英国の田園風景を眺めながら4時間かけてロンドンへ戻る列車に座っていた。自分と同じように寂しげな黒と白のフリーシアン種の牛たちをじっと見つめているうちに、突然アイディアが浮かんできた。何がきっかけだったのかはわからないが、目の前に「ハリーや魔法学校のイメージ」がはっきり浮かんできた。この男の子は自分が何者なのか知らず、魔法学校への入学許可証をもらうまで自分が魔法使いだと知らないという設定がパッとひらめいた。一つのアイディアに夢中になったのは初めてだった[11]。
ペンも紙もなかったため、これらを頭の中ですべて思い浮かべていった。主人公のこと、通う学校、そこで出会う人々――。ロンドンに着く頃にはロン・ウィーズリーとハグリットを思いついていた。この段階では名前はついておらず、後から情報を集めて思いついて行った。もっとも時間をかけて考えたのが学校そのものと、その雰囲気だ。場所はスコットランドを舞台に選んだ。ローリングは自分の部屋へ戻ってから、列車で考えていたことを思い出しては、安物の薄っぺらいノートに一心不乱に書き留めていった。これがハリー・ポッターの最初の草案となった[7]。
仕事はマンチェスター商工会議所で派遣秘書の職が見つかり、その年が終わる頃にはロンドンから引っ越してくることができた。ハリーとの出会いは退屈な暮らしに喜ばしい変化が訪れ、ローリングが彼の冒険物語について書いたメモはすぐに靴箱いっぱいになった。この頃から7巻のシリーズにすることを決めていた。
1990年12月30日に母アンが45歳で亡くなる。10年に及ぶ闘病生活だった。その死はローリングの心に深刻な影響をもたらし、執筆中だった本の方向性にも及んだ。打ちひしがれてマンチェスターに戻ってもそこには行き場のない人生が待っているだけであった。しかも恋人との間にも険悪な空気が漂い始め、派手な喧嘩をしたあと、部屋を飛び出して郊外のディズバリーの小さなホテルに1人で泊まった。そこで思いついたのがクィディッチだった[7]。
翌1991年に、ポルトガルの英語教師としての職を得た。日中はコーヒーバーに居座って原稿を書いていた。ポルト在住中5ヶ月目バーで出会った男性と同棲する。その後すぐに妊娠するが流産となる。1992年に27歳で結婚。しかしその前にはすでに二人の関係には亀裂が入っていた。それから数週間後再び妊娠する。妊娠期間中はそれまでになくハリー・ポッター執筆に時間を費やすようになった。
1993年7月、長女ジェシカを出産したが、その4ヶ月後に離婚した。この時父ピーターは再婚していたため、妹のダイが住むエディンバラに娘とともに移り住んだ。ダイはこの時完成していた第3章までの原稿を読み夢中になった。
1993年12月社会保障局で生活保護と住宅手当を申請し、69ポンドの手当を得た。友人に600ポンドの借金もした。幅木のネズミの音に耐えられず新しいアパートを見つけようとしたが住宅手当を理由に次々と断られた。最終的にサウス・ローン・プレイス七番地に引っ越した。この家のキッチンテーブルで『賢者の石』を書き上げることになる[7]。
1994年頃から貧困と心労のため深いうつ病になり、「自殺も考えた」ことがあると英北部エディンバラ大学の学生誌に明かした。この時の経験が、ハリー・ポッターシリーズに登場するディメンターのもととなった。ローリングは義理の弟が買い取ったサウス・ブリッジとロイヤル・マイルの交差点にあるカフェ、ニコルソンズでコーヒーをすすりながら原稿を書き進めていった。
1994年の暮れには秘書の仕事を見つけたが、15ポンド以上収入があると手当から控除されてしまうためそれ以上稼げなかった。この頃スコットランドで教職を得るため、現代語の公立学校教員免許状(PGCE)取得のためのコースを受けた。1995年の夏にはスコットランド教育産業局から補助金を受け取ることができた[9]。

ハリー・ポッターの大ヒット[編集]
1995年、完成した原稿を著作権エージェンシーに送った。1件目はそっけない断りの手紙とともに送り返されてきた。2件目のクリストファー・リトルが経営するChristopher Little Literary Agencyで契約を結んだ。原稿は12の出版社に提出されたが、あまりに長編で、出版する会社は現れなかった。新人による子供向け書籍の出版に取り組んでいたブルームズベリー出版社(英語版)が出版することとなったのは、受け取った原稿を、編集者が自分で読む前に8歳の子供アリス・ニュートンに手渡して反応を見たからである。1時間後に部屋から出てきたアリスは、「パパ、これは他のどんなものよりもずっと素敵だ」と話した[12]。契約金は1500ポンドだった。
契約後もマリー・ハウスでの厳しい教育実習を続け1996年7月に教職課程を終了した。ローリングはスコットランドのゼネラル・ティーチング・カウンシルに登録した。またハリー・ポッターシリーズ2巻の執筆にも取り掛かっていた。カウンシルの作家のための奨励金制度で8000ポンドを得ることができた。
1997年7月26日、『ハリー・ポッターと賢者の石』がハードカバーとペーパーバックの両方で出版された。ハードカバー版の刷り数は500部だった。1巻が発売されても派手な宣伝を行う予算はなく、米国の出版権に入札できないほどだった[7]。
発売されてから3日後、米国の出版権をめぐるオークションではどんどん値がつり上がっていき10万ドルで落札された。米国版の初刷りは5万部だった。『賢者の石』出版から2週間後、2作目の原稿を出版社に送った。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の出版から6日後、児童書として初となる英国のベストセラーリストの1位を飾った。「ネスレ・スマーティーズ賞(英語版)」を受賞。「ブリティッシュ・ブック・アウォーズ(英語版)」など多くの文学賞を受賞するなど、新人作家としては異例の扱いを受け児童文学として高く評価されるとともに、多数の外国語に訳される世界的ベストセラーとなり、子供のみならず広範な大人の読者をも獲得した。
1999年6月末、ローリングが4度目に受け取った印税は7桁の金額になっていて、ローリングは正真正銘の億万長者になった。プラチナカード会員のクレジットカードを持ち、15%~20%の印税を受け取るようになっていた。
1999年が終わりを迎える頃、デヴィッド・ハイマンとワーナー・ブラザースとの映画化権の契約が完了した。契約金は100万ドルで、ローリングは起こったことに対する発言権を維持し、脚本に意見をいう権利を持ち、特に英国における特定の種類の商品化に対して拒否権を行使できるようにした。代わりにワーナーは世界中で商標としての「ハリー・ポッター」を管理する権利を得た。
第4巻の発売が決まった頃には、既刊の3巻の売上は英国で800万部、米国で2400万部に達した。4巻の英国での初版部数は100万部を越え、英国・カナダ・オーストラリア・米国の4カ国の総初版部数は530万部にのぼった。この時点でローリングの収入は700万ポンドに上ると見込まれた。
35歳になる2週間前、母校のエクセター大学から名誉博士号を授与された。卒業式ではスピーチを披露した。
2001年、オーサー・オブ・ザ・イヤーに加えて、児童文学への貢献を評価され、女王の公式誕生日の叙勲で英国勲功章(OBE)を受章した。「サンデー・タイムズ」の長者番付では所得額は6500万ポンドだった[7]。
2001年には医師のニール・マレーと再婚し、2003年に男の子、2005年には女の子を出産している。
2007年7月21日、シリーズ最終巻となる『ハリー・ポッターと死の秘宝』が発売された。以後も公式サイトや、映画シリーズの製作等で、同シリーズに関わる。
政府の生活保護により離婚後の生活苦をしのいだ経緯から、労働党を支持している。
また紙媒体での本の重要性を説いており、電子書籍による自著の販売に反対していたが、オフィシャルストア「ポッターモア」でのアンケートなどを経て、2012年からハリー・ポッターシリーズ の電子書籍版を販売している。
2012年には、初の大人向け長編小説 『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』(The Casual Vacancy) を発表した。
2016年公開のハリー・ポッターシリーズのスピンオフとなる映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(Fantastic Beasts and Where to Find Them) では、脚本を担当する。ロバート・ガルブレイス名義
2013年、ロバート・ガルブレイス(英: Robert Galbraith)という男性のペンネームで『カッコウの呼び声』という探偵小説を出版していたことが、サンデー・タイムズの調査により発覚した[13]。本人は「もう少し長く秘密にしておきたかった」と語った[13]。
ロバート・ガルブレイスは2003年から民間の警備保障会社に勤務している英軍警察の元隊員だと説明していたが、初めて書いたにしては出来が良すぎるのではないかと疑問を抱いたサンデー・タイムズ紙が、正体について調査した[14]。

新型コロナウイルス[編集]
2020年3月、新型コロナウイルスに感染した疑いがあることを自身のツイッター上で公表している。検査は行っていないが、新型コロナウイルスに関するあらゆる症状を経験しており、医師である夫による助言により呼吸法を使用した自宅療養を行い完治している[15][16]。

資産・金銭[編集]
年収約1億2500万ポンド(日本円で約182億円)は、「歴史上最も多くの報酬を得た作家」とされている (Rags to riches)。
2003年5月、イギリスのお金持ちリストが発表され、ローリングがハリー・ポッターの本、映画、その他関連商品から手にした金額が560億円だったことがわかった。この金額はエリザベス女王よりも多く、イギリス国内では上から122番目の富豪になるという[17]。
2007年1月、経済誌フォーブス誌がエンターテイメント界で活躍する女性で資産の多い女性トップ20を発表し、総資産1210億円で2位にランクインした。
2008年The Sunday Times Rich Listでは資産は5億6000万ポンドで、イギリス人女性の12位にランクインした[18]。
2010年1月、英大衆紙ザ・サンによると、スコットランドに260万ポンド(日本円で約3億7500万円)で5軒目となる新たな豪邸を購入したという。この豪邸は31部屋もある大邸宅であるが、ローリングは2、3部屋を見ただけで購入を即決したという。担当をした不動産屋は「彼女は2、3部屋を見ただけで即決しました。所有者が『2階は見なくてもいいですか?』と聞くまでは2階も特に見ようとはしていなかったです」と明かしている。さらにローリングは2010年のクリスマスは家族とこの家で過ごしたいと熱望し、現在の所有者がクリスマスまでに出ていくのであれば30万ポンド(日本円で約4500万円)を購入金額に上乗せして支払ってもいいと言っているという。総資産が5億6000万ポンド(日本円で約840億円)もあるローリングは今回の豪邸以外にもスコットランドに3軒、ロンドンに1軒の豪邸を所有しているという[19]。

影響を受けた作品[編集]
本にまつわる一番古い記憶は『たのしい川べ』を父親に読んでもらったことである。また、幼い頃はリチャード・スカーリーの作品に夢中になった。
『宝さがしの子供たち』などを書いたイーディス・ネズビットに大きな影響を受け、他にもスーザン・クーリッジの『すてきなケティ』やエニッド・ブライトンの作品、C・S・ルイスの『ナルニア国物語』シリーズをよく読み、特にジェーン・オースティンの『エマ』は20回以上読んだ。また、ジェームズ・ボンドも好きになった[7]。
ジェシカ・ミットフォード(ミットフォード姉妹の五女)の自伝『令嬢ジェシカの反逆」を読んで、ジェシカの勇敢で理想に燃える人物像に憧れを抱いた[7]。
中学時代にはウィリアム・ゴールディングの『蝿の王』、J・V・マーシャルの『美しき冒険旅行』を読んでいた。
学校の行事で『リア王』を観に行ったことで演劇にも興味をもつようになる。その影響でウィリアム・シェイクスピアを好きになり、『冬物語』に出てくる「ハーマイオニ」という名前を自分の作品の登場人物の名前につけた[7]。
パリの留学中には、日曜日は一日中部屋に篭ってチャールズ・ディケンズの『二都物語』を読んでいた。
大学在学中に『指輪物語』を読み、この壮大な物語の熱烈なファンとなった。全巻で1000ページに及ぶこの本は、長年の間繰り返し読まれたせいですっかりくたびれてしまった。
ローリングはエリザベス・グージの『まぼろしの白馬』こそ「ハリー・ポッター」に一番の影響を与えた本だと語っている。
クラシック音楽もかなり好きで、特にベートーヴェンの『熱情ソナタ』を好んだ。
キャラクターの名前は地名辞典や『ブルーワー英語故事成語大辞典』を利用して考えた[7]。慈善活動[編集]
ロンドンに本部を置くシングルペアレント・ファミリーのための全国協会への50万ポンドの寄付をした。2000年9月には同協会の慈善大使を務めることになった。「ザ・サン」へのイギリスの官僚主義的な福祉についての寄稿も行った[7]。
エディンバラの地元ではガン患者とその家族に対してするカウンセリングや支援を行っているマギーズ・センターズに援助した。スコットランド各地で朗読会を開催してグラスゴーとダンディーに新しい支援センターを開設するための資金集めを行った[7]。
母の闘病生活を通じて関わりを持つようになったスコットランド多発性硬化症協会の後援者になった。「スコットランド・オン・サンデー」に特別寄稿をした。これは後に「オブザーバー」でも取り上げられた[7]。
堅いイメージの慈善事業をお祭り感覚で演出しているコミック・リリーフ (Comic Relief) に2冊の本を書き下ろした。いずれも〈ホグワーツ校指定教科書〉でタイトルは『幻の動物とその生息地』と『クィディッチ今昔』。少なくとも一冊に付き2ポンドの印税がコミック・リリーフに寄付された[7]。

略歴[編集]
1995年、エディンバラのカフェ The Elephant House で『ハリー・ポッターと賢者の石』を書き上げた。
1996年、同書がブルームスベリー出版社から出版されることが決まる
1997年、同書がイギリスで発売され、ベストセラーとなる。
1998年、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』出版。
1999年、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』出版。
2000年、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』出版。児童文学への貢献を評価されて英国勲功章 (OBE) を受章。
2003年、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』出版。
2005年、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』出版。
2007年、『ハリー・ポッターと死の秘宝』出版。
2012年、『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』出版。
2013年、『カッコウの呼び声 私立探偵コーモラン・ストライク』出版。(以下、ロバート・ガルブレイス名義)
2014年、『カイコの紡ぐ夢 私立探偵コーモラン・ストライク(仮)』出版。
2015年、『Career of Evil(原題)』出版(『コーモラン・ストライク』シリーズ第三作)。作品リスト[編集]
ハリー・ポッターシリーズ


タイトル
原題
発売日

日本発売日
1
ハリー・ポッターと賢者の石
Harry Potter and the Philosopher’s Stone
1997.6.26

1999.12.1
2
ハリー・ポッターと秘密の部屋
Harry Potter and the Chamber of Secrets
1998.7.2

2000.9.1
3
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
Harry Potter and the Prisoner of Azkaban
1999.7.8

2001.7.18
4
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
Harry Potter and the Goblet of Fire
2000.7.8

2002.10.23
5
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
Harry Potter and the Order of the Phoenix
2003.6.21

2004.9.1
6
ハリー・ポッターと謎のプリンス
Harry Potter and the Half-Blood Prince
2005.7.16

2006.5.17
7
ハリー・ポッターと死の秘宝[注釈 2]
Harry Potter and the Deathly Hallows
2007.7.21

2008.7.23
映画[編集]
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』 Harry Potter and the Deathly Hallows Part1 (2010年)- 原作・製作
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』 Harry Potter and the Deathly Hallows Part1 (2011年)- 原作・製作
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』 Fantastic Beasts and Where to Find Them(2016年)- 原作・脚本・製作
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』 Fantastic Beasts The Crimes of Grindelwald(2018年)- 原作・脚本・製作
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』 Fantastic Beasts The Secrets of Dumbledore(2022年)- 原作・脚本原案・共同脚本・製作関連[編集]
幻の動物とその生息地 Fantastic Beasts and Where to Find Them (2001.3.1)
クィディッチ今昔 Quidditch Through the Ages (2001.3.1)
吟遊詩人ビードルの物語 The Tales of Beedle the Bard (2008.12.4)
ハリー・ポッターと呪いの子 Harry Potter and the Cursed Child (2016.7.31) ストーリーコンセプト(脚本ジャック・ソーン)短編[編集]
ハリー・ポッター前日談Harry Potter prequel (2008.7)大人向け[編集]
『カジュアル・ベイカンシー 突然の空席』(The Casual Vacancy) 2012.9.27(テレビドラマ化)※イギリス郊外の町を舞台とした、作者初の大人向け長編小説。原書は2012年9月27日に刊行。独占翻訳権は講談社が取得した[20][21]。 

『私立探偵コーモラン・ストライク』シリーズ[編集]
『カッコウの呼び声 私立探偵コーモラン・ストライク』(The Cuckoo’s Calling) 2013.4.18
『カイコの紡ぐ嘘 私立探偵コーモラン・ストライク』(en:The Silkworm) 2014.6.19
『(邦題未定)』(en:Career of Evil) 2015.10.20(未出版)
『(邦題未定)』(en:Lethal White) 2018.9.18(未出版)※ロバート・ガルブレイス名義での出版。日本では講談社が出版。

その他[編集]
ノンフィクション[編集]
McNeil, Gil and Brown, Sarah, editors (2002). Foreword to the anthology Magic. Bloomsbury.
ブラウン,ゴードン Brown, Gordon (2006). Introduction to “Ending Child Poverty” in Moving Britain Forward. Selected Speeches 1997–2006. Bloomsbury.
Sussman, Peter Y., editor (2006.7.26). “The First It Girl: J. K. Rowling reviews Decca: the Letters by Jessica Mitford”. The Daily Telegraph.
Anelli, Melissa (2008). Foreword to Harry, A History. Pocket Books.
Rowling, J. K. (2008.6.5). “The Fringe Benefits of Failure, and the Importance of Imagination”. Harvard Magazine.
J. K. Rowling, Very Good Lives: The Fringe Benefits of Failure and Importance of Imagination, illustrated by Joel Holland, Sphere, 14 April 2015, 80 pages (ISBN 978-1-4087-0678-7).
Rowling, J. K. (2009.4.30). “Gordon Brown – The 2009 Time 100”. Time magazine.
Rowling, J. K. (2010.4.14). “The Single Mother’s Manifesto”. The Times.
Rowling, J. K. (2012.12.30). “I feel duped and angry at David Cameron’s reaction to Leveson”. The Guardian.
Rowling, J. K. (2014.23.17). Isn’t it time we left orphanages to fairytales? The Guardian.
Rowling, J. K. (guest editor) (2014.4.28). “Woman’s Hour Takeover”. Woman’s Hour, BBC Radio 4.[22]賞・学位[編集]
ローリングはセント・アンドルーズ大学、エディンバラ大学、エディンバラネーピア大学、エクセター大学、アバディーン大学、ハーバード大学から名誉学位を受けている。ハーバード大では2008年卒業式でスピーチを行った。2009年フランス大統領ニコラ・サルコジからレジオンドヌール勲章を授与された。
その他賞:

1997 Nestlé Smarties Book Prize金賞『賢者の石』
1998 Nestlé Smarties Book Prize金賞『秘密の部屋』
1998 British Children’s Book of the Year『賢者の石』
1999 Nestlé Smarties Book Prize金賞『アズカバンの囚人』
1999 National Book Awards Children’s Book of the Year『秘密の部屋』
1999 ウィットブレッド賞『アズカバンの囚人』
2000 British Book Awards,
2000 大英帝国勲章
2000 ローカス賞『アズカバンの囚人』
2001 ヒューゴー賞『炎のゴブレット』
2003 アストゥリアス皇太子賞
2003 ブラム・ストーカー賞『不死鳥の騎士団』
2006 British Book of the Year『謎のプリンス』
2007 ブルーピーター・バッジ 金賞
2007 バーバラ・ウォルターズ Most Fascinating Person of the Year
2008  British Book Awards
2010 アンデルセン文学賞
2011 英国アカデミー賞
2012 ロンドン名誉市民その他[編集]
2014年スコットランド独立住民投票では、スコットランドは、油田とガス田が乏しくなりつつあり独立すれば経済的にダメージを受けるとして独立に反対し独立反対運動に100万ポンド(約1億7300万円)を寄付した。
ラグビーワールドカップ2015日本対南アフリカはラグビー史上、類を見ない番狂わせとして知られるが[23]、試合後に「こんな話は書けない…」とTwitterで述べた[24][25]。
2016年のイギリスのEU離脱の国民投票では残留を支持した。
アメリカのトランプ大統領を批判している。
日本人のファンによる、「ハリー・ポッター」シリーズの主人公から、「ファンタスティック・ビースト」の主人公にバトンタッチしている様子を描いたイラストにTwitterで感謝を示した[26]。
継続的にトランス女性を差別しているため[27][28]、その支持者・団体から「トランス女性を排除するラディカル・フェミニスト」として批判されている[29][27][28]。トランスジェンダーに関する発言[編集]
ローリングは近年トランスジェンダーに対して自身の意見を展開し発言を行っている。
2020年6月7日、自身のTwitterで「生理のある人」との見出しの付いた記事を引用し、その表現は身体女性に対し侮辱的だと非難した
[30]。また同日には「もし生物学的性別が本物でなければ同性愛は存在しない。もし生物学的性別が存在しなければ世界中の女性達の生きた存在が消されてしまう。真実を話す事は差別ではない」とし、トランスジェンダリズムの推進する「生物学的性別(sex)より性自認(gender identity)を尊重する」姿勢に対して抗議を示した[31]。
ローリングによれば、かつて自身が性暴力の被害者となった経験から、女性達の安全を保護する為にも生物学的性別での区別は必要だと考えるようになったとしている[32]。
他にも彼女は自身のサイトで多数のトランスジェンダーの活動家から誹謗中傷や殺害予告などの脅迫を受け取っていると訴え、また「女性は衣装ではない。女性は男性の頭の中の考えではない。女性を『生理のある人』や『陰部を持つ人』と呼ぶ言葉は多くの女性を非人間的で卑劣な物に貶めている。」とした[33]。
この一連の発言は主にSNS上で多数の非難を受けている。その中には自著の映画に出演している俳優たちも含まれる。ダニエル・ラドクリフは「トランスジェンダーの女性は女性だ。これに反する発言は彼らの尊厳を傷付けている」と批判[32]。また『リリーのすべて』でトランスジェンダーを演じたエディ・レッドメインやエマ・ワトソン もこれに続いてローリングを批判した[32]。
2020年9月に出版された「私立探偵コーモラン・ストライク」の新刊「Troubled Blood」には、犯人が女装をトリックとして用い変装して犯行に及んだという描写を入れた事がトランスジェンダーに対し差別的だとして非難された[34][35]。ただしこのキャラクター自体は作中でトランスジェンダーとして描かれている訳ではなく、ミステリー小説において犯人がトリックで異性装を用いたという描写は実際に珍しい物ではない。
2021年11月、Twitterで3人のトランスジェンダー活動家により自宅の住所を写真で晒されたことを明らかにし、家族にも危害を及ぼしかねない悪質な嫌がらせだとして抗議した[36]。また一連の批判と因果関係は不明だが、2022年1月にHBO Maxが制作した特別番組『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』には、映画版の歴代キャストやスタッフが集結したが、原作者であるローリングは出演しなかった[37]。これに関してはネット上でキャンセル・カルチャーだとして番組の制作側に批判の声が集まった。
2022年3月25日、ロシア連邦大統領のウラジーミル・プーチンはビデオ会議の中でロシアによるウクライナ侵攻に反発した西側諸国のキャンセル・カルチャーに触れた際、プーチンはローリングのトランスジェンダー発言によるキャンセル・カルチャーの事例を引き合いに出した上で「世界中で何百万部も売り上げた本の作家であるJ.K.ローリングは、いわゆる『ジェンダーの自由』支持者の気に障ったが為にキャンセルされている」と彼女を擁護した[38][39]。
以前からチャリティー団体などを通してウクライナ政府と連携し、自身も100万ユーロ[注釈 3]をウクライナへ寄付してきた[40]ローリングはプーチンの発言に強く抗議し「#IStandWithUkraine」のハッシュタグを添付したツイートをTwitterに投稿してウクライナ支持の意思を表示した[39][41]。また、2022年4月8日にはローリングの意向により、ロシア国内で流通しているハリーポッターシリーズの電子書籍販売を停止することが同月6日に同国メディアから報じられた[42]。

脚注[編集]
[脚注の使い方]注釈[編集]

^ ディーンの森は、ハリー・ポッターシリーズ7巻前半で、スネイプの守護霊によってハリーがグリフィンドールの剣を見つけ、ロンと再会する場所である。

^ 映画版では製作にも携わる

^ 日本円で約1億3500万円。

出典[編集]

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^ 講談社はJ.K.ローリング氏(『ハリー・ポッター』シリーズ著者)の最新作の独占翻訳権を取得しましたのでお知らせいたします。 [リンク切れ]

^ J.K.ローリング最新作、独占翻訳権を講談社が獲得!

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外部リンク[編集]
J.K.Rowling Official Site – Harry Potter and more – 公式サイト(英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・日本語・ポルトガル語)
Quick QuotesとMadam Scoop’s Index – 本人の言行録が検索できるサイト。公式サイトに収録されていない発言も載っている。
Pottermore.com – 電子書籍やオーディオブックを購入できるオフィシャルストア。
J.K. Rowling (@jk_rowling) – Twitter表話編歴ハリー・ポッターシリーズ小説
1.賢者の石 – 2.秘密の部屋 – 3.アズカバンの囚人 – 4.炎のゴブレット – 5.不死鳥の騎士団 – 6.謎のプリンス – 7.死の秘宝

関連書籍
本編
8.呪いの子

関連
幻の動物とその生息地(ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅 – 黒い魔法使いの誕生 – ダンブルドアの秘密) – クィディッチ今昔 – 吟遊詩人ビードルの物語

音楽
音楽
賢者の石 – 秘密の部屋 – アズカバンの囚人 – 炎のゴブレット – 不死鳥の騎士団 – 謎のプリンス – 死の秘宝(PART1 – PART2)

ファンタスティック・ビースト
魔法使いの旅 – 黒い魔法使いの誕生

登場人物・登場組織
ハリー – ロン – ハーマイオニー – ダンブルドア – ヴォルデモート – スネイプ – 不死鳥の騎士団 – 死喰い人

世界設定
魔法一覧 – 生物種一覧 – 用語 – 地理 – 魔法薬一覧 – 書物一覧 – 年表

関係者
J・K・ローリング – 静山社 – 松岡佑子 – ワーナー・ブラザース映画

その他
魔法ワールド – 映画 – ポッターモア – レゴ – ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター – ポッタリアン – 魔法同盟 – リターン・トゥ・ホグワーツ – ハリー・ポッターシリーズにちなんで命名された生物の一覧

J.K.ローリング 公式サイト | 静山社 | 映画公式サイト
表話編歴100名の最も偉大な英国人
ウィンストン・チャーチル
イザムバード・キングダム・ブルネル
ダイアナ
チャールズ・ダーウィン
ウィリアム・シェイクスピア
アイザック・ニュートン
エリザベス1世
ジョン・レノン
ホレーショ・ネルソン
オリバー・クロムウェル
アーネスト・シャクルトン
ジェームズ・クック
ロバート・ベーデン=パウエル
アルフレッド大王
アーサー・ウェルズリー
マーガレット・サッチャー
マイケル・クロフォード
ヴィクトリア
ポール・マッカートニー
アレクサンダー・フレミング
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ジョン・ウェスレー
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ティム・バーナーズ=リー
マリー・ストープス
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14. デイビット・ゴードン・ローリング・マレー Akita Sakigake Shimpo

秋田魁新報
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15. デイビット・ゴードン・ローリング・マレー Chiba Nippo

千葉日報
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16. デイビット・ゴードン・ローリング・マレー Chugoku Shimbun

中国新聞
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17. デイビット・ゴードン・ローリング・マレー Daily Tohoku

デイリー東北
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18. デイビット・ゴードン・ローリング・マレー The Eastern Chronicle

イースタン クロニクル
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