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「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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フェーン現象(フェーンげんしょう、英語: the Foehn phenomenonまたはFoehn wind)とは、気流が山の斜面にあたったのちに風が山を越え、暖かくて乾いた下降気流となってその付近の気温が上がる現象をいう。

名称[編集]
フェーン現象という名前は、フェーン(ドイツ語: Föhn : 南風)というアルプス山中で吹く局地風が由来であり、この局地風はアルプスを越えて吹く乾いた暖かい風のことである。現在は一般用語として使われており、本来のフェーンのほかに、北米のロッキー山脈を越えて吹く風チヌークなど、世界各地の同様の風もフェーンと呼ばれる。なお、漢字による当て字は岡田武松(おかだ たけまつ)が考案した風炎である。

原理[編集]
熱力学メカニズム空気中に含まれる水蒸気が凝縮する際に熱を放出させる(凝縮熱)。山の斜面を風が吹きあがるとき空気は冷やされるが、このとき水蒸気を多く含んでいると、露点に達したときに凝縮熱が放出されるので温度が下がりにくい。上昇につれて、含んでいた水蒸気を雨などとして失い、山を越えるまでに乾燥した空気は下降に伴い加熱されるが、与えられた凝縮熱を戻す先がないのでもとの気温よりも高くなる。フェーン現象が起こると冬季であっても気温が暖かくなることがある。力学メカニズム上空にある乾いた空気が山を越えて地表に降りてくる場合にもフェーン現象が起こる。この場合には山を越える際に雲と雨は発生しない[1]。日本の北陸地方で発生するフェーン現象の8割が力学メカニズムによって発生していることが、2021年の筑波大学の研究によって明らかになった[1][2]。

分類[編集]
フェーン現象には二つの種類がある。すなわち、熱力学的な断熱変化によって起こるフェーン現象と力学的に起こるフェーン現象である。前者を湿ったフェーン、後者を乾いたフェーンという。乾いたフェーンは風が山を越えなくても起こるフェーン現象として知られている。この両者の現象の発生を唱え、フェーン現象の本格的な研究を行ったのは「近代気象学の父」とも称されるオーストリアの気象・気候学者ユリウス・フェルディナント・フォン・ハン(英語版)(Julius Ferdinand von Hann、「J.F.ハーン」と表記する例もある)(1839年~1921年)である。ハンはフェーン現象の研究のほか、上昇気流による断熱変化、高気圧論など、気象熱力学を主とした気象力学の研究で業績を上げた人物である。
なお、富山平野で観測されたフェーン現象の内80.8%は力学的なフェーンで19.2%は二つのフェーンが混在した複合型であった。[3]
湿ったフェーン – 非断熱加熱説[編集]
ここに、高さ1,000mの山があるとする。その麓を地点A、さらにその山を越えた麓を地点Bとする。地点Aの気温を15℃とし、ここで地点AからBの方向に向けて風が吹いているとする。もちろんその風は、山肌にぶつかり行き場を失って上昇気流として山を登り始める。気温は高度とともに低下するので、この風が空気を飽和させるのに十分な水蒸気を含んでいる場合、上昇中のどこかで空気が飽和して雲が発生し、最終的には山に雨を降らせる。湿った空気の温度減率(これを湿潤断熱減率という)は、空気中に含まれる水蒸気が凝縮する際に熱を放出させる凝縮熱から、平均の温度減率(0.6℃/100m)よりも小さい。すなわち湿潤断熱減率は約0.5℃/100mである。その割合で温度が低下していくならば、山の頂上(1,000m)付近では温度が10℃となるはずである。また、吹き降ろすときには水蒸気の凝結がないので温度減率(これを乾燥断熱減率という)は湿潤温度減率よりも大きい約1℃/100mである。そうするとB地点での温度は20℃となる。よってB地点ではA地点よりも気温が高く、乾燥した風が吹くということになる。このフェーン現象は、湿った空気を前に伴ったものという意味で湿ったフェーン現象と呼ぶ。水蒸気と分離した結果、温位が上昇した空気が力学的に下降する現象と言える。その性質により山地の前後で相当温位はほぼ保存する。

乾いたフェーン – 力学説[編集]
ハンはまず非断熱加熱説を研究したとされるが、その後ハンは風上側で水蒸気の凝結を伴う断熱変化が起こらなくても、フェーン現象は十分起こりうるということを考え出した。あまり厳密な説明ではないが、これは次のような事柄である。今、湿ったフェーンが起こったときと全く同じ状態の例を考える。A地点の気温は15℃だが、この空気は上昇せずに、そこにとどまっているとする。また、空気の平均的な気温減率は約0.6℃/100mなので、これに従うとその時の山頂の温度は9℃ということになる。この山頂の空気が乾燥しているとすると、B地点に下降気流として下りてきたときの温度は乾燥断熱減率より19℃ということになる。よってA地点の空気よりもB地点の方が高いのでフェーン現象が起きたことになる。これはもとから乾いた空気が力学的にフェーンを起こしたという意味で乾いたフェーンと呼ばれる。空気が山を登り、その後空気が重くなって吹き降ろすことは明らかだが、流体力学では空気が単に地面と平行に移動していて、山の頂上付近にさしかかると、風の速さによってはその空気が下降気流となって下降することが知られている。これが乾いたフェーンを起こす原因ともなる。もともと温位が相対的に高かった上空の空気が力学的に下降する現象とも言える。

被害[編集]
フェーン現象は時には非常に乾燥した強い突風ともなることがあるので、一旦火災が起こると消火しにくく、広がりやすい。広範囲にわたる深刻な被害を招くこともある。よって、フェーン現象が起こっている時には火の扱いに厳重な注意を払うのが肝要である。
1952年4月17日、鳥取市で発生した鳥取大火はフェーン現象による大火の代表例である。

各国におけるフェーン現象[編集]
日本[編集]
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。問題箇所を検証し出典を追加して、記事の改善にご協力ください。議論はノートを参照してください。(2014年7月)1933年(昭和8年)7月25日の午後3時、山形県山形市の気象官署で日本における当時の最高気温40.8℃を記録したのもフェーン現象が一因とされる。なお、同時刻の相対湿度は26%だった。当日は、日本海を北東に進む台風がもたらした暖かく湿った空気が、南よりの山越え気流となって山形盆地に吹き降りていた。しかし、25日14時の風向と風速がSWの風1.2m/sと弱いことから盆地地形で顕在化しやすい日射過熱の効果も大きかったと考えられ、この40.8℃という気温はフェーン現象のみが原因とは言えない。2009年2月14日には静岡県静岡市で26.2℃[4]、同熱海市網代で25.4℃[5]、神奈川県小田原市で26.1℃[6]、同海老名市で25.3℃[7]、石川県金沢市で20.1℃[8]など2月としての最高気温を多数の地点で記録したが、元々南から温かい風が入っていたことや、西側にある山脈を越える際にこの現象が起こったと見られている。2010年6月26日における例では、モンゴル付近の暖気が西風によって流れ込み北海道の日高山系や大雪山系を越えて吹き降ろしたことにより北海道東部各地では、時季はずれの猛暑になり、北海道足寄町で37.1℃[9]、北見市で37.0℃[10]など、局地的に猛暑日を記録した。さらに、例年真夏日が観測されることが極めて稀である釧路市では32.4℃[11]と観測史上最も高い気温となった。また、2014年6月3日にも2010年6月26日の時と似たような条件となり、北海道河東郡音更町駒場で観測された37.8℃[12]を筆頭に、網走郡美幌町[13]と北見市で37.2℃[14]、常呂郡置戸町境野で37.0℃[15]とオホーツク海側の地域各地では軒並み36℃以上となり、内陸部地域を中心に35℃以上の猛暑日、北海道の大部分で30℃以上の真夏日を観測した。音更町で観測された37.8℃は、2019年5月26日に佐呂間町で39.5℃となった気温まで、北海道で観測された最高気温の極値(1924年7月12日に帯広市で記録)に並び、多くの各地でそれまでの観測記録を更新した地点が続出した。2018年8月22日には、富山県富山市で観測史上最高に並ぶ39.5℃[16]、翌23日には新潟県胎内市中条で40.8℃[17]、同三条市で40.4℃[18]、同上越市大潟で40.0℃[19]、新潟市[20]や村上市で39.9℃[21]を観測するなど、いずれもそれまでの観測記録を大きく塗り替える猛烈な暑さとなった。この暑さの要因は、西日本を縦断した台風20号がもたらす南からの暖かく湿った空気によるもので、比較的遅い速度で通過したため長時間高温持続した。なお、先述の23日の記録は、2019年時点で最も遅い時期の40℃、北陸地方初の40℃、午前中唯一の40℃(三条)記録となっている。2019年5月26日、大陸からの流れこんできた暖気により、増毛町と紋別小向で25℃を下回らず熱帯夜となり、北海道東部の地域を中心に午前の早い時間帯から35℃以上の猛暑日を観測、14時07分に、佐呂間町で39.5℃[22]と北海道内で史上初めて39℃台の気温に到達した。また、帯広市[23]及び足寄町[24]と池田町の38.8℃[25]と北見市の38.1℃[26]をはじめ、これまで観測されたことのなかった38℃台の気温を9地点で記録し、それまでの5月として国内の最高気温記録であった1993年5月13日の埼玉県秩父市で観測された37.2℃の記録を北海道の各18箇所の気温が上回り[27]、国内における5月の最高気温記録及び、北海道での5月の熱帯夜、北海道内でこれまで観測された37.8℃の最高気温の極値も95年ぶりに大幅に塗り替えるなど、異例づくめのものとなった。なお、帯広市から日高山脈を挟んで南側にある襟裳岬では14時時点で12.0℃に留まっており[28]、フェーン現象の影響を受けた地域との差が対照的となった[29][30]。2019年8月14日から15日にかけ、西日本を縦断した台風10号により、東北から北陸にかけての日本海側で再び記録的な高温となった。14日には新潟県上越市高田で観測史上最高となる40.3℃[31]を観測したのをはじめ、同市大潟で39.7℃[32]、三条市でも39.5℃[33]を記録した。翌15日にはさらに高温の範囲が広がり、山形県鶴岡市鼠ヶ関では40.4℃[34]に達し、1978年8月3日の同酒田市以来41年ぶりとなる東北地方での40℃以上を観測した。また、新潟県胎内市中条で40.7℃[35]、長岡市寺泊で40.6℃[36]、三条市で40.0℃[37]、石川県志賀町でも40.1℃[38]と5地点で40℃超えを記録した。加えて台風の通過速度が比較的ゆっくりであったことからフェーン現象が持続し夜間も気温が下がらず、15日の新潟県糸魚川市の1日の最低気温は31.3℃[39]となり、同地点がもつ全国の日最低気温の高い記録を塗り替えた。このほか佐渡市相川で30.8℃[40]、上越市高田で30.3℃[41]、三条市で30.2℃[37]、石川県小松市で30.0℃[42]と5地点で最低気温30度以上を記録した。フェーン現象は山地が多い日本でも頻繁に起きる現象である。日本では日本海に台風や前線を伴う温帯低気圧があり、強い南風が吹くとき日本海側では暖かく乾いた風が吹く。実際、春にこの現象によって日本海側では一気に雪解けが進むことが多い。これだけではなく、例えば冬に季節風によって日本海側で雪や雨を降らせた後、山を越えて太平洋側に乾いた空気として吹くのもフェーン現象と考えてよい。しかし、空気のもとが寒気なのでいくら山を越えても太平洋側の温度はそれほど暖かくなることは通常ない。これは俗にいう「からっ風」である。

アメリカ[編集]
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。出典検索?: “フェーン現象” – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2021年5月)アメリカのロッキー山脈を吹き下ろすチヌークと呼ばれる地方風もまたフェーン現象を伴う。サウスダコタ州で1943年1月22日にわずか2分間で27℃も気温が急上昇する現象が発生している。

脚注[編集]
[脚注の使い方]
^ a b フェーン現象は通説と異なるメカニズムで生じていることが判明ナゾロジー

^ フェーン現象は通説と異なるメカニズムで生じていることを解明筑波大学

^ フェーン現象は通説と異なるメカニズムで生じていることを解明 – TSUKUBA JOURNAL

^ 静岡 2009年2月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 網代 2009年2月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 小田原 2009年2月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 海老名 2009年2月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 金沢 2009年2月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 足寄 2010年6月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 北見 2010年6月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 釧路 2010年6月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 駒場 2014年6月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 美幌 2014年6月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 北見 2014年6月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 境野 2014年6月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 富山 2018年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 中条 2018年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 三条 2018年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 大潟 2018年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 新潟 2018年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 村上 2018年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 佐呂間 2019年5月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 帯広 2019年5月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 足寄 2019年5月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 池田 2019年5月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 北見 2019年5月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 歴代全国ランキング 5月の順位気象庁

^ えりも岬 2019年5月26日(1時間ごとの値)気象庁

^ “北海道 佐呂間で39.5℃を観測(15時まで) 5月の歴代全国最高気温記録”. ウェザーニュース (2019年5月26日). 2020年11月16日閲覧。

^ “歴代全国ランキング 5月の順位”. 気象庁. 2020年11月16日閲覧。

^ 高田 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 大潟 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 三条 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 鼠ケ関 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 中条 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 寺泊 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ a b 三条 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 志賀 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 糸魚川 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 相川 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 高田 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

^ 小松 2019年8月(日ごとの値) 主な要素気象庁

参考文献[編集]
新田 尚 著,天気予報技術研究会編集「最新 天気予報の技術 改訂版」東京堂出版 2000年9月 ISBN 4490204132関連項目[編集]

ウィキメディア・コモンズには、フェーン現象に関連するカテゴリがあります。ボーラ現象 – フェーン現象に対して、強風時に気温が低下するものをこう呼ぶ。
からっ風
気象病
気温
チヌーク
ヘアドライヤー – ドイツ語のFöhnは、ヘアドライヤーの意味でも使われる。これが伝わって、チェコ語(fén)、ロシア語(фен、フェーン風の方はфёнと使い分ける)、ウクライナ語(фен)などでも同様である。典拠管理
BNF: cb120648910 (データ)
FAST: 936827
GND: 4154931-4
HDS: 007777
J9U: 987007538565305171
LCCN: sh85049627

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【高校地理】3-3. 季節風(モンスーン)、局地風、熱帯低気圧 | 3. 世界の気候 Youtube

#地理B
#気候
#季節風
#モンスーン
#高校地理

高校地理の授業動画、「世界の気候」の第3回は、「季節風(モンスーン)、局地風、熱帯低気圧」です。

季節風の吹くしくみなどを、分かりやすく解説したいと思います。

前回動画の大気大循環では、
世界全体の大きな風の流れについて学びました。

しかし、風が吹く仕組みは、大気大循環だけではありません。
大気大循環をベースとして、それ以外にも様々な力が働くことで、
ある場所にどんな風が吹くかは決まります。

今回の動画では、大気大循環以外の風として、
季節風、局地風、熱帯低気圧をみていきます。

先ずは季節風。
季節風はモンスーンとも言いますが、
文字通り、季節によって向きが変わる風のことです。

季節風が最も顕著に見られるのは、
日本を含む東アジアから、東南アジア、インドなど南アジアにかけての地域です。

こちらの図のように、
7月には海から陸に向かって風が吹いています。
しかし1月になるとこのように風の吹く向きが変わって、
陸から海に向かって風が吹くようになります。

なぜ季節によって風向きが変わるのでしょう。
その理由は海と陸地の比熱の違いにあります。

2つ前の動画、世界の気温の動画の中にも比熱の説明がありますが、
海と陸地を比べると、海の方が比熱が大きいため、
海は温まりにくく冷めにくい、
陸地は温まりやすく、冷めやすいという性質があります。

そのため、夏になると、
海と陸地を比べると、陸地の方が気温が高くなります。
イメージとしては、砂浜のビーチは裸足で歩けないほど暑いけど
海の中は冷たいというような状態です。

すると、海より陸地の方が空気が温かくなって、
温められた空気が軽くなることで、上昇気流が発生します。

空気が上空に行ってしまうので、地表付近は空気が少なくなり、
低気圧帯となります。
そこの空気を補おうとして、海から陸地に向かって空気が流れ込みます。
こうして、夏は海から陸地に向かって風が吹くことになります。

冬には、これが逆になります。

陸地が寒くなる一方で、海はそれほど冷たくなりません。
すると、気温が高い海の方に上昇気流が生じ、海の上に低気圧帯が生まれます。
冷たくなって空気が下がってくる陸地側には、高気圧帯が生まれます。
こうして、冬は陸から海に向かって風が吹くことになります。

以上が、季節風の向きが夏冬で逆になる仕組みです。

ここまで聞いて、
「偏西風はどこに行ったの?」
と考えるかもしれませんが、偏西風は西から吹いてくるので、
ヨーロッパの方では偏西風の影響が大きいのですが、
大陸の上を通ると山にぶつかったり地面との摩擦が起こったりして、
ユーラシア大陸の東側では影響がすごく小さくなってしまいます。
そのため、東アジアから南アジアでは、
偏西風よりも夏と冬の気温差の方が、
風を引き起こす力として強くなるので、
季節風が吹くことになります。

こちらの映像は、地表付近で吹いている風を
リアルタイムで表示してくれるnullschoolというサイトの映像なのですが、
本日は8月1日、夏ですが、
南アジアから東南アジアにかけて、
先ほどの図のように
このように南西から北東に向かって風が吹いていることが確認できます。
なお、海から北に真っ直ぐに風が吹かないのは、
前回動画でも出てきた「コリオリの力」の影響によるものです。

さて、この季節風によって、東アジア、東南アジア、南アジアでは、
季節によって降水量が大きく異なります。

(降水量の図)

1月には大陸からの乾燥した風が吹くため、
降水量が少なくなっています。

しかし7月、夏には海からの風が吹くため、
湿った空気が流れ込んできて、
たくさんの雨が降ります。
季節風のもたらすこの雨が、アジアに稲作を支えてきました。

東アジアから東南アジア、南アジアは、
季節風の影響で季節によって降水量が大きく異なることから、
「モンスーンアジア」とも呼ばれます。

さて、7月の降水量の図の中で、
特に雨の多いこの地域、インド北東部の
アッサム地方やダージリン地方と呼ばれる場所に注目してみましょう。

この地域では、海から吹いてきた湿った風が、
ヒマラヤ山脈にぶつかって上昇することで雲ができて、
多量の雨がもたらされます。

このようなパターンの雨の降り方、
山に風がぶつかって上昇することで雲ができるパターンの雨を、
「地形性降雨」と言います。

この地形性降雨によって、
アッサム地方やダージリン地方は、
世界で最も雨の多い地域となっています。

世界一雨の多い場所の一つとして知られるインドのチェラプンジという場所は、
年平均降水量が10,000m超え、
過去最高記録では何と、1年間に26000mmという凄まじい量の雨が降りました。
東京の年降水量が約1500mmであることを考えると、
ものすごい量の雨であることが分かるかと思います。

アッサムティーやダージリンティという名前、
紅茶の銘柄として聞いたことがあるかもしれませんが、
この多量の夏の雨と、秋から冬の乾燥、
そしてヒマラヤ山脈に向かう山の斜面や涼しさが
お茶の栽培に適しており、世界的な茶の産地になりました。

なお、インド西側のこの部分も7月の雨が特に多くなっていますが、
ここも、ここにある西ハーツ山脈という山脈に季節風がぶつかることで雨が降る
「地形性降雨」の代表例です。

続いては、「局地風」です。

「局地風」とは、限られた地域、その地方にだけ吹く風のことです。

例えば、今私のいる群馬県では、
毎年冬になると山からとっても冷たくて乾燥した風が吹き降ろしてきます。
この風は「からっ風」と呼ばれています。

こんな風に、その地域にだけ特徴的に吹く風に
名前をつけて呼んでいるのが「局地風」です。

世界中色々なところで局地風は見られるのですが、
高校地理では主にヨーロッパの局地風をみていきます。

覚えておきたい局地風はこちら。
フェーン、ミストラル、ボラ、シロッコです。

この中で一番覚えておきたいのは、
「フェーン現象」の名前の由来にもなった風、「フェーン」です。

「フェーン」とは、南からアルプス山脈を越えて
スイスやドイツに吹いてくる暖かくて乾燥した風です。

断面図で見てみると、
先ず南から、地中海を通った湿った風が吹いてきて、
アルプス山脈にぶつかって、上昇していきます。

こうして上昇するときに空気の温度が下がりますが、
実は、気温の逓減率というのは、
平均は0.65℃と以前の動画で解説しましたが、
空気が湿っているほど小さくて、乾燥しているほど大きくなります。

例として、20度の湿った空気が、標高2000mの山にぶつかったとしましょう。
湿った空気の気温の逓減率は、0.5℃くらいです。
すると、2000mの上昇で10℃低下するので、気温10℃の空気になります。
しかし、上昇することで雲ができて雨が降るので、
山頂を超える頃には乾いた空気になっています。

乾いた空気では100mで1℃くらい温度が変わるので、
2000mの高さから降りてくると、温度が20℃上がって、
30℃の暑くて乾燥した空気になります。

このように、山を超えることで空気が暑く、乾いた空気になることを
「フェーン現象」といい、日本の夏にも見られる現象です。

その他の局地風についても見ていきましょう。
ミストラルとボラは、北から吹いてくるので、
乾燥した冷たい風です。
シロッコは、サハラ砂漠から砂と一緒に吹いてくる高温多湿な風です。
フェーン以外の局地風は、名前と場所、
それと、熱いか冷たいか、乾燥しているか湿っているか、だけ覚えておけば十分です。

最後は、熱帯低気圧です。

熱帯低気圧とは、ようは台風のことです。

台風が発生する詳しいメカニズムは理科にゆずるとして、
地理では、台風というのは、赤道近くの海で生まれて、
それが陸地の方にやってきて、いろんな被害をもたらす、くらいで考えて、
どこにどんな被害をもたらすのか見ていきましょう。

台風は、ものとしては同じなのですが、
場所によって異なる呼び方をされます。
日本にやってくるのは「台風」ですが、
インド洋や南太平洋では「サイクロン」
アメリカ南部では「ハリケーン」と呼ばれます。

熱帯低気圧は強い雨風をもたらしますが、
気圧が低下するため、海面が吸い上げられて「高潮」と呼ばれる現象がおきます。
高潮は、特に海抜の低い地域に、暴風雨とともに海水が入り込むような大きな被害をもたらすことがあります。

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Yomiuri
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4. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? The Japan Times

The Japan Times
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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5. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Yomiuri Shimbun

読売新聞
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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6. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Mainichi Shimbun

毎日新聞
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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7. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Sankei Shimbun

産経新聞
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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8. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Nihon Keizai Shimbun

日本経済新聞
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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9. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Chunichi Shimbun

中日新聞
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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10. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Tokyo Shimbun

東京新聞
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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11. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Nihon Kogyo Simbun

日本工業新聞
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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12. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Nikkan Kogyo Shimbun

日刊工業新聞
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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13. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Ainu Times

アイヌタイムス
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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14. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Akita Sakigake Shimpo

秋田魁新報
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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15. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Chiba Nippo

千葉日報
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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16. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Chugoku Shimbun

中国新聞
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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17. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? Daily Tohoku

デイリー東北
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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18. 「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは? The Eastern Chronicle

イースタン クロニクル
「フェーン現象」の名前は、フェーンという●山中で吹く局地風が由来であるが、●に入るのは?

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